口呼吸をしているようです。人間は本来、鼻で呼吸します。そして、鼻呼吸ならば体内に入る細菌の吸い込みをある程度カットできます。しかし口呼吸が習慣になっていると空気中の細菌がダイレクトに体内に入りやすく、喉などの粘膜に付着して、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるのが心配です。ほかにも扁桃腺肥大やアトピー性皮膚炎、喘息、鼻づまり、口臭、虫歯や歯周病などを引き起こす可能性があり健康によくありませんので、早めに鼻呼吸に導きましょう。

上の顎の成長期に健やかな成長を促し、上顎を拡大して十分なスペースを確保できれば、その上の鼻腔も拡大されるので鼻呼吸の改善が見込まれます。

いびきの原因はさまざまですので、まずは耳鼻咽喉科で診察を受けましょう。扁桃腺などが大きく肥大している場合を除き、お口まわりの習癖を改善し、口呼吸を鼻呼吸にして、さらに舌の位置の改善ができればいびきの軽減に有効です。

乳歯よりも永久歯の方が大きいうえ、本数も増えます。そのため、顎の成長が不十分で永久歯がきれいに生えるスペースが足りないと、歯並びの乱れにつながります。

小児矯正のメリットは、顎の自然な成長を利用できることです。歯がきれいに並ぶのにはスペースが必要ですので、上下の顎の成長を促すことが大切です。上顎の成長は10才でほぼ終わりますので、将来的に歯並びがきれいになる確率が高まります。

お口の状態や歯並びにより治療の開始時期は異なります。5歳から8歳までは上の顎が大きく発達しますので、健やかな成長を促し、口呼吸から鼻呼吸に導き、舌の位置やお口まわりの筋肉のバランスを整え、飲み込みを正しく行えるようにするのによい時期です。さらに姿勢の改善にもつなげられるので、治療開始によいタイミングの1つです。

小児矯正において、成長を利用して顎のスペースを拡げるのを一期治療といい、永久歯の歯並びを整えるのを二期治療といいます。

金属の器具とワイヤーを使用するブラケット装置は、歯に力をかけて動かすので、装置を装着したあと1～3日間は痛む可能性があります。また慣れるまでワイヤーやブラケットが舌や頬に当たって痛いかもしれません。マウスピースを使ってお口まわりの筋機能を整えるマイオブレース治療は、ほとんど痛みが気にならないのが特徴です。

5～8歳がおすすめです。

10歳を過ぎると上の顎の骨の成長がそれまでよりもとてもゆるやかになります。そのため、治療効果をあまり期待できません。その場合、抜歯も視野に入れなければならないので5～8歳の間に治療を開始することをおすすめします。

マイオブレース治療は「出っ歯」や「受け口」「深い噛み合わせ」などさまざまな症例に対応します。まずはお気軽にご相談ください。

装着は、睡眠中のほかは日中の1時間程度です。そのため、幼稚園や学校、外出のときは装着する必要はありません。

マイオブレース治療の特徴として、「痛みが少ない」が挙げられます。ブラケット矯正などの固定式の治療にくらべて痛みが少ないので、お子様でも安心です。

お口の状態により異なりますが、毎晩の睡眠中と毎日の日中1時間の装着、さらに毎日数分のトレーニングと月に1回の歯科医院でのアクティビティを行い、口腔習癖が改善されれば通常は2年くらいで治療が完了します。

矯正治療で抜歯をするのは、歯がきれいに並ぶスペースが足りないときです。マイオブレース治療では、自然な顎の成長を利用して永久歯がきれいに並ぶスペースを確保するので、抜歯する必要はほとんどありません。

どんな治療でも「必ず治る」とはいいきれません。治療の際のお約束を守り、家庭でも歯科医院でも指示通りのアクティビティを実践すればほとんどの場合、よい結果が得られます。

はい。マイオブレース治療では、お口まわりの筋肉のバランスを整えます。さらに口呼吸から鼻呼吸に導き、舌の位置を安定させ、飲み込みの悪いクセを改善するので、歯がバランスのよい位置に落ち着きます。そのため、「あと戻り」しにくいのです。

装置の装着だけでなくアクティビティも必要です。口腔習癖を改善するための筋機能トレーニングを行わなければ十分な効果は期待できません。

装着の仕方によってはまれに壊れたり破れたりすることがあります。
修理できない程の装置の破損 の場合、
1個目　無料
2個目から有料　22,000円（修理できる場合は無料） ※税込み
で対応いたします。

装置の紛失の場合は
1個目から有料　 22,000円となります。※税込み

マイオブレースには役割があるので、口腔内の変化や年齢によって交換が必要なことがあります。
交換が必要となっても追加の費用はかかりません。

使い終わったマイオブレースは弾性を失っているので、同じような効果は期待できません。

安静時に口が閉じられているかどうかは大きな目安です。また物や唾を飲み込む「嚥下（えんげ）」の際にお口まわりの筋肉が緊張しなくなれば効果が出てきているサインです。